あらしになやめる
1.あらしになやめる 御弟子の舟にも
主は夢やすけく いませり
(嵐に悩める 御弟子の舟にも
主は夢安けく いませり)
2.すくひを求むる こゑに主はめさめ
いましめたまひぬ あらしを
(救いを求むる 声に主は目覚め
戒め給いぬ 嵐を)
3.いつしかあらなみ みどりごのごとく
みこゑのまにまに ねむりぬ
(何時しか荒波 みどりごの如く
御声の間に間に 眠りぬ)
4.わが世のなみかぜ あらぶるなかにも
きかしめたまへや みこゑを
(我が世の波風 荒ぶる中にも
聞かしめ給えや 御声を)